時制についての感覚を身につけて、次に英語を勉強していく上で混乱を感じるのは、恐らく「前置詞」という存在ではないでしょうか。「inとatの違いは?」「forはいつ使えばいいのか」様々な疑問があることと思います。英語を学習していると、どうしても「正しい答えを知って間違えないようにしたい」「意味をしっかり理解したい」という気持ちが強いようです。ですがこの前置詞に関しての答えは「そもそも、こう使うという正しい使い方は存在しない」ということです。

学校で学んだ時や、英語の教材の本をめくっている時に「forは『~のため』」という風に習った記憶はあるでしょうか。ニュアンスを覚えてもらうために、とりあえずはそう書いているのでしょうが、これは一言で言うと間違っています。もっと言えば「意味を丸々理解するのは、後ほど自分が苦しくなってしまうと言えるのです。たとえば、「for」は「~のため」と覚えているとします。恐らく学校のテストでも「This is for you」の和訳表現がテストで出るので、分かりやすかったと思います。for me、for you、for my father、対象を変えて様々な使い方できます。では、そう覚えている人にこのような文章を見せたとします。「He is good for an amateur」。このamateurはアマチュアという意味ですが、そのまま訳したらどうなってしまうでしょう。「彼は良い」「アマチュアのために」という風になってしまいます。正しくは「彼はアマチュアにしては上手です」という意味なのです。見て分かる通り、「~のため」の使い方に当て嵌まっていません。このように、前置詞の使われ方は広いので、一概には言えないのです。前置詞はこういう意味、という覚え方ではなく、とにかく沢山の文章に触れてパターンを覚えていく必要があります。